◯ルール
レベル2以下シングルフラット
努力値振り禁止・過去作禁止
りゅうのいかり・ソニックブーム禁止
◯構築の経緯
きのみジュースクレッフィから構築をスタート。
悪戯心で先制リサイクルができる、連続技に耐性があるなどの理由で低レベル戦ではおなじみのポケモンである。電磁波展開・毒みが(毒菱展開含む)・瞑想鉄壁エース・壁展開・後攻の尻尾すり替えなど、とにかく器用。
次に霊Zミミッキュに注目。もともとは剣舞Zが受からんから使おうとしたのだが、別に剣舞がなくとも悪くないのに気づいた。
上記二匹が展開補助が可能なポケモンであること、せっかくの低レベル戦なのでハメ系ポケモンを使いたいということでムラッけドーブル。ハメ対策を胞子である程度ごまかせるのがえらい。
ムラッけドーブルを使うにあたってS操作は必須なので電磁波展開をコンセプトにすることに。
次にメガ枠に使おうか悩んでいたのだがいまいち強力なものが見つからなかった。悩んだ結果、互いに展開しあった場合に不利になる状況が多いことに気づき、相手の思考の外から展開阻止できる命がけルカリオを採用。
ここまでオーロット無理なのでパルシェン、最後の枠は悩みに悩んだのだが何らかの理由でポリ乙になった気がする。多分不正解。
◯個別解説
全人類ミミッキュを使うと思ったのでガンメタした。
・クレッフィ@ジュース 悪戯心
図太い マジシャ/電磁波/光の壁/リサイクル
瞑想鉄壁による詰ませは相手の展開と急所に無力なので、展開補助とクッションに寄せた型に。
電磁波を構築のコンセプトとし、単純に強力で確1をとられなければ痺れ待ちのできるリサイクルを採用。
ただし、確1をとられなければ痺れ待ちができるというのがホンマかというとホンマではない。ジュースが発動しない程度に他の技で削られたらアウトだからである。また、電気タイプは麻痺らないので痺れ待ちができない。
それらへの回答として光の壁を採用。ピン壁という歪な形にはなったが、物理はそこそこ殴り勝てたりミミッキュの鬼火でなんとかしたりできるので多分セーフ。
ウェポンはヒートムや鋼を含む広い範囲に通り、剣舞の起点になりにくいイカサマにするつもりだったが、ヘラとルカリオが流行りそうな雰囲気が出ていたので直前でマジシャに変更。これは正解だった。
この型がベストだったのかは定かではないが、非常に強力なクッション兼手軽な詰ませ役として活躍してくれた。
・ミミッキュ@霊Z
がんばりや シャドボ/鬼火/電磁波/トリル
欲しい要素を詰め込んだらこうなった。
コンセプトの電磁波は確定、ヘラやハッサムに刺す鬼火も確定。ないと詰む。
ウェポンは初めはシャドクロにしていたのだが、このルールにおいてはほぼすべてのポケモンに対してシャドボでも同等以上の威力が出ることに気づき、威嚇とパルシェンケアでシャドボにした。
最後の枠は当然挑発!このルールのミミッキュは挑発必須!あったらえらい!ないのはカス!...と思っていたのだが、トリルコータスが流行る雰囲気が出ていたので相手に依存せずトリルメタができるトリルにした。
コータス一匹もいなかった。騙された。
構築の隙の誤魔化しを一身に背負っているので選出率は非常に高かった。仕事はちゃんとしてくれた。えらえら。
・ドーブル@残飯 ムラッけ
がんばりや つけあがる/胞子/身代わり/地下水
HPは14。残飯3回で身代わり分が賄えるので、胞子(期待値2ターン)と身代わりで無限に能力を上げられる。
麻痺展開ということで最初は胞子ニドガ身代わりだったのだが、メガヘラクロス重すぎワロタサークルが判明し、鬼火と併せてメガヘラをハメられる地下水に変更。胞子と併せれば後投げパルを誤魔化せないこともない。
このルールだとドーブルの耐久でも一発は耐えられることが多い(=地下水で全回復できるなら試行回数を増やせる)こと、トリルケアはミミッキュで行うようにしたこと、麻痺ったポケモンで永遠にドーブルに突っ張るやつおらんやろということでニドガは不要と判断した。
このルールだと単純なまもみがは同速で崩されやすいというのもある。
ちなみに勝率を最大化できるのは恐らく縮小であるが、限られた対戦数の中で運ゲを仕掛けるのは嫌だったので採用しなかった。
ウェポンはつけあがるにした。ルカリオとメガヘラに通るアシパ、最低限のダメージが保証される連続技なども候補だったが、悪タイプや回復技持ちで詰むのは避けたかった。
まあ悪は胞子+裏のルカリオとかで誤魔化せるので対戦回数が稼げるならアシパでいいと思う。
ルカリオ@メガ 正義の心
意地 インファ/バレット/ボーンラッシュ/命がけ
まず採用理由の命がけ。壁展開、欠伸展開、イーブイバトン、コータスやクチートのドヤ突っ張りなどを戒める。(戒めた)
HPが同値以下ならタイプ相性も壁もジュースも貫通するのはえらい。
ワロス玉は当たらないので論外として、ダメージ的に陽気膝か意地インファのどちらかが必要だったので、悩んだ結果意地インファを取った。膝は命中不安なのとミミッキュに透かされるのを避けたかった。
格闘技を主軸に据える以上後投げミミッキュを許してはいけないので、ボーンラッシュ+バレットで殺すことにした。ミミZは耐える。
まあ打つ機会はなかったが。
ストッパー兼抜きエースとして真空波を採用したルカリオが多かったようだが、それには魅力を感じなかった。ていうか想定してなかった。くっそ重いからやめて。でもミミッキュやクレッフィでなんとかなった。うーむ。
パルを止める手段なんて他にいくらでもあるから真空波ルカリオを使うのはやめよう!
腕白 つらら/ロクブラ/殻破/身代わり
パルシェンはそこまで高く評価していないが、オーロットメタで仕方なく採用した。
レベル1の時は殻破を切って身代わり波乗りで安全にクチートを処理できる型を使っていたが、今回のルールだとワロポンじゃないとクチート確2とれない。悲しい。
まあ別にクチートは重くないのでどうでもいいとして、オーロット対策なのでつらら殻破は確定。あとの2枠はロクブラ波乗りで考えていたが、せっかくの電磁波展開であること、+2波乗りが火力不足であること、積極的に選出する気がないことから身代わりを採用した。
レベル1のやつのレベルを上げて使うつもりだったのだが、波乗りを切ったことにより腕白にする必要が出てきたせいで使ってあげられなかった。ごめんな。
ポリZ@ノーマルZ 適応力
控えめ 破壊光線/シャドボ/エレキネット/痛み分け
採用理由がよく分からない。多分固いやつ殺したかった。
ルカリオが重すぎるので別のポケモンにするべき。オーロットとか。
ノーマル技を主軸に据える以上後投げミミッキュを許してはいけないのでこの技構成。エレキネットはまあ展開補助になるからいいのだが、痛み分けは流石に意味が分からない。
ミミッキュの選出率が高かったせいでイーブイバトンに1回選出したのみだった。ルカリオの命がけで破壊したので実質活躍なし。
わざわざレベル1の時のポリ2に特性カプセルを使ったんだから活躍してほしかった。当時はエレキネットDL破壊光線でウェーイしまくってたのに...。
◯総括
結果5-1。エモンガ無理。
いろいろと歪な構築になってしまった。
もうちょっとスマートに組みたかったが、やりたいことはできたのでまあ良し。
楽しかったです。
時間ができたら低レベル戦入門みたいな記事を書きたいですね。
Special Thanks