【WCS】S1野菜パ考察レポート【S1最高1923】
こんにちは。野菜研究科のヒノヤコマ太郎です。
WCSルールではメガシンカが使えないこと、SMでヤレユータンや日照りコータスを始めとする強力な野菜が登場したことが野菜パにとって追い風となり、なんとかレート1900を達成することができた。
◯野菜とは?
以下の条件を満たすポケモンの総称。
・進化前も進化後も存在しない
・卵から産まれることができる
・種族値・タイプの変化の伴うフォルムチェンジが存在しない
・メガシンカが存在しない
WCSルールでは以下のポケモンが該当する。(アローラ図鑑順)
見ての通り種類が少なく、強弱がはっきりしているためPTに入るポケモンは限られてくる。
私はその中でドーブル+ヤレユータン+コータスという並びに注目し、構築を組んでいった。
◯初期の構築
→ →
基本の並びに二枚目のトリラーとしてミミッキュ、二枚目のトリルアタッカーとしてジジーロンを採用した形。
→PTの根幹。ドーブルのこの指サポートで安全にトリルを貼り、噴火采配で全員焼き尽くす。
@妖Z→化けの皮を盾にトリルできるが、火力もSも微妙なためトリルしても腐りやすかった。
@珠→二枚目のトリルアタッカーとして採用したが、コータスが強すぎて出番がなかった。
@地面Z→コータスが苦手なレヒレやギガイ、オニシズクモを処理するために採用。地面Zなのはコータスドレディアメタのため。
@毒Z→電気の一貫が切れて猫でトリルのサポートができることから採用したが、トリル下で弱すぎたため解雇。
@チョッキ→単純に種族値が高くてガブに強い他、零度でいろいろ誤魔化せると思ったけどそんなことはなかった。
この形でしばらく潜っていたが、コータスが通るPTには勝ち、通らないPTには負けるといった感じだった。
ギガイ、オニシズクモ、ペリッパー、トノ、ハリテ、その他のワイガ持ちなどがいるだけで負けが確定するのは弱すぎたので、コータス以外の勝ち筋を作る必要があった。
そこで思いついたのが の怒りのツボギミックである。
ツボギミックは相手の選出や行動に依存するため強力な戦術とは言えないものの、選出択を作る・負け試合の何割かを拾えるという観点から見ると悪くなかった。
このコータスとケンタロスの二枚エース構築を最適化したのが下の構築である。
◯現在の構築
@黒い鉄球(精神力→テレパシー)
生意気H252B140D116(最遅)
サイキネ/采配/守る/トリル
H-B→亜ガラの骨ドラ耐え、ガブの地面Z耐え
特性は最初精神力にしていたが、ケンタロスと並べても強いことに気づきテレパシーに変更。
Sをダダリン抜きまで上げたり、サイキネを切って日本晴れにしていた時期もあったが結局テンプレに落ち着いた。
確実に噴火采配を通すため鉄球。
挑発はドーブルで吸うためメンハが欲しい場面は殆どなかった。
@襷(ムラっけ→テクニシャン)
陽気H4B252S252→陽気H4A252S252
猫騙し/この指止まれ/キノコの胞子/バトンタッチ→とんぼ返り→大爆発
大爆発の火力目安・・・無振りコケコに5~6割
この指でトリルサポートをした後、速やかに退場する。
退場技は最初はバトンタッチにしていた(捨て台詞禁止なので)が、挑発を吸った時のために蜻蛉に変更し、ヤレユータンの特性をテレパシーにした後は最も安全に後続を展開できる大爆発に変更した。
同時にとっとと倒れて欲しいのでASぶっぱに変更。
猫と胞子はいろんな盤面に対応するための誤魔化し技で、使用頻度は高くなかったもののそこそこ便利だった。
こいつのSラインや技構成は今いち詰めきれていないため開拓の余地あり。
@眼鏡(日照り)
冷静H252C252D4(最遅)
噴火/熱風/放射/ソラビ
火力目安・・・噴火采配でガブやオボンウインディが消し炭になる
半減だろうがゴリ押すため眼鏡。
型はテンプレ。
@地面Z→ゴーストZ
勇敢H252A252D4(最遅)
火力目安・・・無限暗夜で無振りガブや紙が高乱数
水・地面半減でレヒレやギガイに打点が持てるためコータスと相性のいいトリルアタッカー。
最初はコータスドレディアへの解となり、ベトンやウインディへの打点にもなる地面Zを使っていたが、コードレが減ってベトンやウインディも何とかなることに気づいたため汎用性の高い霊Zへ変更。
ミミッキュの1.6倍の火力の無限暗夜はとても強力だった。
鋼技は諸説あるが、1900到達時にはヘビーボンバーにしていた。
・アンカーショット
拘束効果はおまけ。火力が安定していて、ウィップ外しの負け筋を最も消しやすい。
ジジーロンへの唯一の打点となる。
・ジャイロボール
地面Zの時に採用していた。
S実値40と速いので火力は出にくい。アンカーショット以上に火力になるにはS127以上必要。
コケコやブルルへの乱数が変わるが、霊Zを採用したことにより無限暗夜でよくなった。
同時にベトンへの打点が消えたので他の技に変更。
・ヘビーボンバー
体重210.0kg。決して重くはないが、ウイップが通らない相手や妖には(ジジーロン以外)アンカーショット以上の打点になる。
ベトンに威力100出せるのが魅力。
@スカーフ(頑丈顎)
サイコファング/滝登り/氷の牙/氷の息吹
陽気A252D20S236(B,C個体値0)
火力・・・息吹で味方のケンタロスに23~28ダメージ
S・・・準速スカーフ鬱病ポケ抜き
D・・・ケンタロスと並べた時に、ダウンロードでAが上がる
牛を怒らせて地震で散る魚。
どうせ猫打たれないし頑丈顎にしてみたが、息吹以外打たないので関係なかった。
とっとと死んでくれないと邪魔。
@タラプのみ(怒りのツボ)
陽気H4A180B4D68S252
恩返し/地震/岩雪崩→ワイボ/守る
火力目安・・・A+6地震で無振りテテフが落ちる、A+6恩返しでH252輝石ポリ2が落ちる
耐久・・・息吹受けてタラプ発動時にコケコの珠10万やスカーフテテフのサイキネを耐える
怒る牛。
最初はAS珠で使っていたが、コケコやポリ2がいるだけで止まるのが非常に弱かった。
そこでDL調整をし、タラプを持たせることによってツボギミックが発動できる対面を増やした。
DL調整やタラプは全く考慮されず、ヤレドーとの選出択もあってコケコやポリ2が出てきやすいので面白いぐらい刺さった。(その代わりガブが地震で落ちなくなった。)
さらにこのPTにおいてはトリル下でも采配でケンタロスを動かせるのが非常に強力。
ケンタロスを落とされたとしてもトリルアタッカーを安全に降臨させられるので、構築との相性は最高だった。
◯選出
+
+ or
これ以外出さない。
◯まとめ
WCS野菜はこれが一つの完成形だと思うし、一定の結果が残すことができたため満足した。
もう使わない。